心の知能指数とも呼ばれるEQ(Emotional Intelligence Quotient)。
自分の気持ちや感情を適切に管理・コントロールできる能力のことを指すEQは、テレワークや週休3日制、副業解禁など働き方が多様化する現代においてより注目を集めています。なぜEQの需要は高まっているのか、その背景も含めて詳しく解説します。
EQの需要が高まる中、企業はどのような意識を持っているのでしょうか。Capgeminiの「Emotional Intelligence - the essential skillset for the age of AI」調査結果を参考に考察してみましょう。
AI・自動化が加速する中、EQは必須のスキルになってきている
AI・自動化が仕事の内容や雇用に影響を与え、今後仕事において求められるスキルは変わっていくと言えるでしょう。調査した企業においては自分のスキルが不要になるのではないかと不安を持っている従業員は30%から39%に増加、20代から30代のミレニアル世代においては40%から50%に増加しているそうです。そこで、これまで必須とされてきたスキルに加えて、人間関係やコミュニケーションに影響のあるEQが注目を集めているのです。実際にCapgeminiの調査では、エグゼクティブの約61%がEQが5年以内に必須のスキルになるだろうと回答しています。
EQの高い人材がいる組織内は成果を享受している
EQの高い人材が組織にいると、仕事に対する満足度が高まるだけでなく、仕事のパフォーマンスにも大きく影響すると言われています。社員同士の活発な意見交換や創造性・生産性の向上にもつながり、それはビジネスにおいて多面的な効果と成果を生み出すようになるのです。この調査では、EQに持続的な投資を行っている組織は、収益、生産性、コスト削減の面から2.2倍から4.4倍のROIを得られると算出されています。
組織における人材育成の変革期
EQとビジネスは関連性が高く、パフォーマンス、コミュニケーション、意思決定に大きな影響を与えます。例えば、EQのスキルが高いと、感情と事象の因果関係をきちんと理解することができ、チームや企業に大きな影響を与えるような意思決定でもスムーズに導いていくことが出来るのです。
今後3年から5年の間に、EQの需要は6倍になると言われています。しかしながら、採用やトレーニングなどにEQを実際に取り入れて実践している企業は全体の20%にも満たないのが現状とこの調査では言っています。そのため、EQは個人レベルにおいても意識を持ちながらスキルを高めていく必要があるでしょう。
特に一歩先行くリーダーシップを目指したい方々におすすめなのが、コーチングです。コーチングでは、自己発見と自己学習のプロセスの中で自分自身のEQスキルも磨いていくことができます。
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